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6 reasons why your dog won't eat - explanation of causes and solutions for lack of appetite

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6 reasons why your dog won't eat - explanation of causes and solutions for lack of appetite
いつも食欲旺盛なワンちゃんがごはんを食べないと、何かあるのではないかと不安になりますよね。様子を見ていればいいのか、それとも病院に連れて行ったほうがいいのか、悩みどころです。ワンちゃんの食欲不振にはさまざまな原因があり、それぞれ対処法が異なります。
ここでは、ワンちゃんがごはんを食べないときに考えられる原因とその対処法について解説します。(最終更新日:2024年8月28日)

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Supervision

Dr. Kunimitsu Masuda, Director of Masuda Animal Clinic
Masuda Animal Clinic
3-918-9 Mukuya, Shimada City, Shizuoka Prefecture

Graduated from the Department of Veterinary Medicine, Faculty of Veterinary Medicine, Kitasato University. He is a part-time lecturer at the Renaissance Pet Academy, a vocational school, and a lecturer at the Japan Pet Massage Association and the Pet Medicinal Food International Association. Participated in rescue activities for animals affected by the Great East Japan Earthquake. In addition to general Western medicine, work on animal health through acupuncture and moxibustion treatment, Chinese medicine, pet massage, etc.

ワンちゃんがごはんを食べない原因とその対処法

 

体調不良や病気

ワンちゃんの食欲不振で、最も気をつけなければならないのが体調不良や病気です。
食欲低下に加えて、以下のような症状が見られるときは要注意。何らかの病気が潜んでいる可能性があるため、注意深く見守りましょう。

・水を飲まない
食べ物はおろか水さえ飲まない場合は、全身の状態が悪い可能性があります。悪性腫瘍や重度の感染症のほか、椎間板ヘルニアなど痛みが強く出る病気かもしれません。一刻を争う場合も多いため、自己判断は避けてすぐ病院につれていきましょう

・嘔吐する
胃の中に何も入っていないのに吐く場合、胃をはじめとした消化器に何らかの異常が起きている可能性があります。また、肝臓や腎臓に持病があり、それが機能障害などに発展した場合にも嘔吐することがあります。そのほか、誤飲した物を吐き出そうとして嘔吐する場合もあります。
嘔吐があるときは無理にごはんを食べさせようとせず、動物病院に行って内臓の状態をチェックしてもらうのがいいでしょう

・下痢をする
食事をほとんどとっていないのに下痢をしているなら、細菌性の感染症や腫瘍、異物誤飲などによって腸に何らかのダメージを負っているのかもしれません。長期にわたって下痢の症状が見られ、体重減少を伴う場合、慢性腸症や免疫疾患などの可能性もあります。様子を見守りながら、場合によっては動物病院で診てもらうようにしましょう。

・元気がない
呼んでも反応が薄く部屋の隅っこでじっと横になっている、なんとなくぼんやりしているといった場合、発熱やケガをしている可能性があります。
Also,口内炎や歯周病で口の中に違和感や痛みがあるときも、元気がなくなって食欲が落ちてしまいます。特に歯周病はワンちゃんに多い病気で、放っておくと歯肉や顎の骨が溶け、食事が非常に困難になります。普段からこまめに歯磨きをすることはもちろん、定期的に動物病院を受診して口腔ケアをすることをおすすめします。

上記のような症状があっても、おやつはそれなりに食べていたり、いつもと同じように遊んでいたりするときは、しばらく様子を見てもいいでしょう。ただし、一切食べ物を受け付けない、ぐったりしているといった様子が見られるときは、早めに動物病院を受診してください。

\犬の病気・体調不良のサインとは?/

ストレス

ワンちゃんは繊細でストレスを抱えやすく、ストレスによって食欲不振になることもあります。
「引越しをして以前と住む場所が変わった」「同居するワンちゃんが増えた」といった環境の変化や、「初めてペットホテルに預けた」「会ったことのないワンちゃんに出会った」といった新しい刺激、飼い主さんとのコミュニケーション不足は、ストレスの原因になりかねません。
目をそらす、足をなめる、舌なめずりをするなどのいつもと違う行動が見られたら、ストレスを抱えているサインです。意識的にコミュニケーションを取る回数を増やし、安心させてあげましょう。

 

老化

年齢を重ねると、ワンちゃんの筋力や代謝、消化機能が低下し、食べる量が減ります。これは老化による症状のひとつで、ある程度はやむを得ないことです。若いころのように食べられなくても、必ずしも深刻な問題になるとは限りません。

ただし、1日の食事量が大幅に減り明らかに摂取カロリーが少なくどんどん痩せていく場合は、食事の内容と与え方を変えて栄養を摂らせるようにしてください。少量の食事を何回かに分ける、楽な姿勢で食べられる食事台を導入するといった工夫をしましょう。
また、ドライフードは食べられなくても、おやつなら食べられる・水なら飲めるということもあると思います。そんな場合は、ドライフードを水でふやかしたり、総合栄養食タイプのおやつで栄養を摂らせたりしてみてください。お気に入りのおやつをあげるのもいいかもしれません。

食べ物が合わない

子犬から成犬、シニア犬への移行期や、妊娠したときなどは、それぞれのライフステージに合った食事にします。このとき、切り替えた食事が好みでないことが原因で食事量が落ちる場合があります。
元気に活動していても食事を嫌がる場合、しばらく食事を置いておき、一定時間が過ぎたら片付けるようにしてください。それでも食べる量が増えなければ、ふりかけなどのトッピングや、総合栄養食タイプのおやつを試してみてもいいかもしれません。

また、ワンちゃんにも個性があり、何でも食べる子と偏食気味な子がいます。おやつばかり食べて食事を敬遠する場合、おやつを与えるのを控えて食事に気が向くように仕向けましょう。切り替えのタイミングで困らないように、普段からふりかけなどのトッピングで、さまざまな味に慣れさせておくと良いでしょう。

note that,食事を切り替えるときは、段階を踏むことでスムーズに行えます。いきなり全部を切り替えるのではなく、前のごはんに新しいごはんを混ぜ、少しずつ新しいごはんの分量を増やすようにしましょう。

わがままや甘え

人の食べ物ばかり欲しがる、おやつばかり食べる、フードのトッピングだけを食べるといった場合、わがままや甘えによる食欲低下かもしれません。
「食事を食べずにいたら、大好きなおやつがもらえた」「人の食事中に近くへ行くと、ドッグフードよりおいしい物をもらえる」といった経験を何度かすると、賢いワンちゃんは以前と同じ行動をとって、欲しい物を得ようとするようになります。

対策として、時間になったらごはんを出し、食べなくても一定の時間が過ぎたら片付けるようにします。合わせて、おやつや人の食べ物をあげないことを徹底しましょう。
「ごはんの時間になったら出された物を食べないと、おなかが空いてしまう」「食事をしないからといって、いつもおやつがもらえるわけではない」と新たに学習すると、きちんとごはんの時間に食べるようになることが期待できます。

ワンちゃんの食欲不振を予防する方法

 

健康維持に努め、病気を予防する

ワンちゃんの食欲が落ちないようにするには、普段からワンちゃんの健康維持に努め、大きな病気の予防をすることが大切です。病気で食欲が落ちると、病気の治療と並行して食欲も回復させなければならず、思うようにいかないことも多いです。
早期発見・早期治療で食欲低下を未然に防げるよう、日々のふれあいの中でワンちゃんの調子を見極めましょう

 

適度な運動をさせる

体を動かさないとおなかが空かず、食欲がなかなかわきません。日々のお散歩や遊びで運動量を確保することが大切です。また、ドッグランなどでワンちゃんが楽しく運動できるようにしてあげたり、新しいお散歩コースの開拓や、新しいおもちゃをあげたりするのもオススメです。

食欲不振のワンちゃんにオススメ商品

  • Health Program Food Crusher Handy
    押すだけで簡単にフードやおやつを細かくできる。粒が大きくて上手に食べれない子のフードを細かくしたり、おやつを砕いてトッピングしたりするのにオススメ。ひと手間でうちの子の食事が快適に!
  • Plact 総合栄養食 ササミペースト
    1日に必要な栄養素がギュッと詰まった総合栄養食タイプのペーストおやつ。トッピングとしてだけでなく、食欲がないときのフードの代わりとしてもオススメ。「プラズマ乳酸菌配合」で食べるだけで健康を維持し免疫ケア。

ワンちゃんの食欲不振は、日常生活の見直しのサインかも

ワンちゃんの食欲不振にはさまざまな原因があり、それぞれ対処法が異なります。甘えやわがままといった一見かわいらしい理由であっても、放っておけば偏食が加速し大切なワンちゃんの健康に悪影響を及ぼすことも。

また、食欲不振の影に重大な病気が隠れていることもあります。食欲不振のほかに下痢や嘔吐、水を飲まない、ぐったりしているといった症状があるときの自己判断は危険です。いつも元気なワンちゃんの食欲が落ちたら、様子をよく観察し、早めに適切な対処をしましょう。
気になる症状があるときは、できるだけ早くかかりつけの病院を受診し、獣医師の判断を仰ぐことをオススメします。

Frequently Asked Questions
犬の食欲不振Q&A

ワンちゃんがごはんを食べない主な原因は?
ワンちゃんがごはんを食べない主な原因は、体調不良や病気、ストレス、老化、食べ物との相性、わがままや甘え等があります。嘔吐や下痢などの症状があるときは病気の可能性があるため、早めに病院を受診してください。


ワンちゃんの食欲不振を予防する方法は?
ワンちゃんの食欲不振の中でも、病気や体調不良によるものは深刻なケースです。日頃のふれあいの中でうちの子の体調を把握し、普段から健康管理に気を配りましょう。
また、ずっと家の中にいると運動不足になり、おなかが空きません。日々のお散歩や遊びで運動量を確保してあげることが大切です。


ワンちゃんがごはんを食べなくなったときの対処法は?
ドッグフードを食べなくなったときは、好きなおやつやふりかけなどをトッピングしてみましょう。フードクラッシャーを使えば簡単にフードを細かくしたり、おやつを砕いてふりかけにもできるので、1台あると便利です。そのほか、総合栄養食タイプのおやつは、必要な栄養素をまんべんなく摂れるので、上手に活用しながら栄養に偏りが出ないようにしてあげましょう。