Contentsお役立ち情報

【獣医師監修】ワンちゃんの老化のサインは?シニア期に向けた心構えと準備を紹介

特集/Pickup

【獣医師監修】ワンちゃんの老化のサインは?シニア期に向けた心構えと準備を紹介
ワンちゃんは人よりも早く歳をとります。一般的に7歳頃からシニア期に入ると言われており、可愛くてまだまだ子どもみたいに見えるうちの子も少しずつ老いが始まっていることも。シニア期を迎えるワンちゃんが健康で元気に暮らしていくために飼い主さんの手助けは重要です。シニア期は愛犬との絆をより深められる期間でもあるので早め早めに情報収集し、シニア期に向けた準備、心構えをしておきましょう。

この記事では、ワンちゃんの老化のサインや、シニア期に向けた準備・ケア方法などについて解説します。(最終更新日2024年10月30日)

目次

監修

ますだ動物クリニック院長 増田国充先生
ますだ動物クリニック
静岡県島田市向谷3-918-9

北里大学獣医学部獣医学科卒業。専門学校ルネサンス・ペット・アカデミー非常勤講師、日本ペットマッサージ協会とペット薬膳国際協会の講師を務める。東日本大震災における被災動物レスキュー活動などにも参加。一般的な西洋医療のほか、鍼灸治療や漢方、ペットマッサージなどを通して動物の健康に取り組む。

シニア期は何歳から?ワンちゃんのライフステージ

犬種や飼育環境、個体差にもよりますが、一般的にワンちゃんのシニア期は7歳頃からといわれています。ワンちゃんは人間とライフステージの変化に違いがあります。愛犬が実際にシニア期を迎えたときに慌てないよう、現在どのライフステージにいるのかを把握し、早くからシニアのためのケアを知っておくことが重要です。長いシニア期をできるだけ快適に楽しく過ごせるよう、準備をしておきましょう。

ワンちゃんの年齢を人間で換算すると小型犬や中型犬は最初の2年で24歳、3年目からは1年に4歳ずつ年をとるといわれています。また、大型犬は最初の1年で12歳、2年目からは1年に7歳ずつ年をとるといわれています。

■小型犬、中型犬、大型犬と人間の年齢の目安

※出典 環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン

上の表を参考に、愛犬のライフステージを確認してみてください。

ワンちゃんの老化サイン

ワンちゃんはシニア期になると、体や行動にさまざまな変化が現れます。ワンちゃんに見られる老化のサインを具体的に見ていきましょう。

 

身体機能・行動の変化

身体機能・行動の変化

<身体機能や行動の変化として見られる老化のサイン>
◯視覚・聴覚・味覚などが低下し、呼んでも反応が鈍い
◯食欲の低下・不振が生じる
◯運動能力が低下し、散歩を嫌がる
◯筋力の低下・骨の脆弱化により、ソファなどに飛び乗れない
◯抵抗力が落ちる
◯エネルギー代謝が低くなる
◯睡眠時間が長い
◯食欲にムラが出る
◯消化器・泌尿器・生殖器の機能が低下してトイレが間に合わない

愛犬が7歳を迎える頃には、特に上記のような変化がないか、生活の中で様子をよく見てあげてください。

 

性格の変化

体だけでなく、性格にも老化による変化が表れるワンちゃんは多くいます。学習と経験が増え、物事への反応が変わってくることに加え、感情のコントロールがききにくくなることが原因です。そのため、さまざまなシーンで、若い頃とは少し違った様子が見られるかもしれません。主な変化は下記のとおりです。

<性格の変化として見られる老化のサイン>
◯喜怒哀楽の変化が乏しくなる
◯動くことがおっくうになる
◯好奇心が薄れて遊びたがらない
◯飼い主さんに甘えたがる
◯頑固になる
◯気性が荒くなる
◯おとなしくなる
◯新しいことを受け入れるのが難しくなる

こうして見ると、人間の老化と似た部分もあるかもしれません。飼い主さんが愛犬の老化を前向きに捉え、その変化をおおらかに受け入れていくことも、とても大切です。

 

認知機能の変化

ワンちゃんは認知機能不全症候群という、人間でいう認知症に類似した病気を発症することがあります。これは加齢によって脳が変容することで認知能力が低下し、さまざまな行動障害が引き起こされる病気です。認知機能不全症候群の症状は、次のようなものが挙げられます。

<ワンちゃんの認知機能不全症候群の症状>
◯夜鳴きをする
◯目的もなく動き回る
◯ぎこちない歩き方をする
◯部屋の隅や狭い場所に頭を突っ込んだりする

認知機能不全症候群の原因は解明されていません。積極的な散歩やスキンシップで脳に適度な刺激を与えることで、老化を予防することが大切です

シニア期ワンちゃんがごはんを食べないときのケア方法

シニア期のワンちゃんの中には、以前よりもごはんを食べなくなる子がいます。食事量が減る原因は、味覚・嗅覚・消化器官の機能低下や、筋肉・歯の衰え、食べる時の姿勢が負担になっているなど、さまざまです。

健康維持のためにも、1日の食事量が極端に減らないよう、少しでも食べやすく、食欲が湧くような工夫をしてあげることが大切です。ワンちゃんがごはんを食べないときのケア方法を下記で解説します。

 

食器の高さや形状を工夫する

食欲はあるのに以前よりも食べる量が減った場合は、食器の位置が低く首や腰に負担がかかる・飲み込みにくいなどの他、食器が食べにくい形状であるなど、食事の環境が適していない可能性があります。シニア期のワンちゃんが食事しやすいよう、環境を整えてあげましょう。シニア期のワンちゃんにオススメの食事環境は下記のとおりです。

<シニア期のワンちゃんにオススメの食事環境>
◯手前のフチが低く、深すぎない食器に変更する
◯好みに合わせて角度を変えられるような食器に変更する
◯食器を台や高さを調整できるスタンドに乗せる
◯食事台や高さのある食器を活用し、負担の少ない体勢で食事できるようにする

また、ごはんをあげる場所を快適にすることも、ワンちゃんの食欲アップにつながります。暑い時期は涼しい場所で、寒い時期は暖かい場所でごはんをあげましょう。落ち着いてゆっくりと食べることができる環境をつくってあげてください。

 

やわらかく消化の良いフードに切り替える

シニア期のワンちゃんは噛む力や消化器機能が低下するため、やわらかくて消化の良いフードへの切り替えをオススメします。ワンちゃん用の缶詰やウェットフードが食べやすく、栄養面も安心です。お気に入りのドライフードを与えたい場合は、フードを細かくしたり、お湯でふやかしてあげると食べやすくなります。

 

脱水を防ぐために水分補給を促す

ワンちゃんは老化によって代謝が落ちたり、喉の渇きに鈍感になったりするため、水分不足になりがちです。特に暑い時期には脱水症や熱中症の恐れがあるため注意が必要です。シニア期のワンちゃんには、これまで以上に水分補給を意識してあげて下さい。なかなか水を飲まない場合には、ウェットフードやゼリーなど、水分補給ができるアイテムを活用してみるのも良いかもしれません

シニア期ワンちゃんの食事にオススメアイテム

  • プラクト 半生ごはん 7歳からの健康サポート
    プラズマ乳酸菌配合のセミモイストフード。
    小粒タイプだから食べやすく、ご褒美やトッピングにもオススメ。
    おなかや関節ケアなど、シニア犬にうれしい4つの健康維持をサポート。
  • 高さも角度も変えられる 犬用 食事台
    テーブルの高さと角度を調節できる食事台。食事台を使用することで、首や腰への負担が軽くなり、また角度をつけることで食べやすくなります。高さ4段階、角度1段階調節可能。
  • フードクラッシャー ハンディ
    ごはんやおやつ、薬などを押すだけで簡単に細かくできます。
    硬くて大きいものが食べづらくなるシニア期の食事のサポートにオススメ。

シニア期ワンちゃんのための環境づくり

若いときは元気に動き回っていたワンちゃんも、老化とともに筋力や視力、聴力の衰え、認知機能の低下などにより動きが鈍くなっていきます。今までは問題なかった段差を昇り降りできなくなったり、何もないところで脚を滑らせてしまうことも。その他、室内で迷子になる、トイレに失敗するといったトラブルが増えるかもしれません。

だからこそ、飼い主さんは愛犬が安全かつ気持ちよく過ごせる環境を意識的につくることが必要になってきます。その際に気を付けたいポイントは下記のとおりです。

 

リラックスできる居場所をつくる

シニア期のワンちゃんは室内で過ごす時間が長くなるため、室内に落ち着ける場所に居場所をつくってあげましょう。自律神経を整えて夜鳴きや不眠を防ぐためにも、日光浴ができ、ほどよい日差しを楽しめる場所を選んであげるのもポイントです

ただし、日が当たりすぎる場所は熱中症になるリスクがあります。また、急激に環境が変わりすぎるとワンちゃんのストレスになるため、注意が必要です。

シニア期のワンちゃんには、寝具への配慮も欠かせません。しびれや血行障害、褥瘡(床ずれ)を予防するために、体圧分散ベッドを使うのもオススメです。

 

トイレは居場所のすぐ近くに設置する

少ない移動で安心して排泄できるよう、ワンちゃんの居場所の近くにトイレを設置するようにしましょう。シニア期になると、ワンちゃんは排泄の失敗が増えがちです。膀胱の締まりが悪くなることや、脚の筋力が低下して踏ん張りが利かないことが原因として考えられます。トイレシートからずれて排泄してしまったり、トイレ以外の場所でそそうをしてしまうことも、増えるかもしれません。

また、もしワンちゃんが排泄に失敗してしまっても決して叱らず、ただ片付けるようにしてください。叱られると、ワンちゃんは排泄すること自体がいけないことだと勘違いし、隠れて排泄をするようになってしまうかもしれません。

 

床をフラットにしバリアフリーにする

室内はバリアフリーにし、安全な環境を整えてあげましょう。シニア期のワンちゃんは関節が弱くなっているため、室内の段差での転倒や、ジャンプや高い場所からの飛び降りたときに足腰へ負担がかかったりし、骨折などの怪我につながる可能性があります。このような事態を防ぐための安全対策は、下記のとおりです。

<シニア期ワンちゃんにオススメの安全対策>
◯室内の段差を確認し、スロープを設置する
◯階段に入れないように柵をつける
◯ソファやベッドにペット用の階段を設置する
◯滑りやすい床にはカーペットやコルクマットを敷く
◯ドアに挟まれないよう、ストッパーを使う
◯柱や家具の角は、クッション材などでカバーする
◯家具と壁の隙間をふさぐ

ワンちゃんが部屋に閉じ込められたり、階段から転落したり、家具と壁の間で動けなくなったりしないよう、ワンちゃんが自由に立ち入れる範囲を狭めることも対策の1つです。シニア期になる前に安全性の高い室内環境をつくっておけば、ワンちゃんは環境が変わることなく安心して過ごすことができます
 

快適な室温・湿度を保つ

暑い時期は、室温25-26℃・湿度60%以下、寒い時期は室温20-24℃前後・湿度40-60%が最適です。。シニア期のワンちゃんは体温調節の機能が低下し、暑さ・寒さに鈍感になってきます。飼い主さんが室温をコントロールし、快適に過ごせるようにしてあげましょう。

また、冷暖房の風がワンちゃんに直接当たらないようにしてあげてください。ブランケットやマットなど、季節に応じたアイテムを用意し、ワンちゃんが自分で温度調節できるような環境を整えてあげましょう。また、ワンちゃんが使うアイテムはいつも清潔にし、感染症を予防することをオススメします。

シニア期ワンちゃんのための環境づくりにオススメアイテム

  • ファブリッククッションステップ
    段差の上り下りをサポートするステップ。
    ゆるやかな傾斜でシニアや脚が短いワンちゃんにも優しい。広げてマットとして、折りたたんで2段に、2台を組み合わせて3段ステップにしても使えます。
  • ハッピークリーン 犬・猫ペット臭さ 消臭&除菌EX
    ワンちゃんが使うベッドやおもちゃ、トイレなどに使えるペット用消臭剤。
    愛犬が過ごす場所を消臭&除菌して清潔に保ってあげましょう。

シニア期ワンちゃんの散歩と運動

シニア期ワンちゃんの散歩と運動

ワンちゃんの老化を少しでも遅らせるには、散歩などの運動がとても重要といわれています。運動をすることで筋肉量の維持のみならず、脳への刺激になり、ストレス解消だけでなく、認知機能不全症候群の予防にもつながります。

ただし、シニア期のワンちゃんは脚の筋力や関節が弱くなっているため、無理は禁物です。若いときと同じように散歩をしていると、体に負担をかけてしまうこともあります。シニア期のワンちゃんの散歩と運動について、注意しておきたいことは下記のとおりです。

 

短い距離で1日に複数回の散歩をする

長い時間、長い距離の散歩はワンちゃんの負担になってしまうため、シニア期のワンちゃんの散歩は1回10分、1日3回程度に分けて行うのが理想です。また、首輪は首周りの筋肉量が減ったシニア期ワンちゃんには負担になる場合もあるので、ハーネスがオススメです。

 

歩きやすいコースを選ぶ

段差や坂が多くある道は負担になるので、シニア期ワンちゃんの散歩には、平坦で歩きやすいコースを選びましょう。。コンクリートは芝生や土の上を歩かせてあげるのがオススメです。

また、危険を回避するために歩行者や自転車の通りが少ない道を選ぶと安心です。毎回同じコースではなく、違うコースを歩くことで脳に刺激を与えられます。普段と違う景色や匂い、音、ほかのワンちゃんの存在などにより、脳を活性化させることができます。ワンちゃんがワクワクできるコースを検討してみてください。

 

室内で飼い主さんとたっぷりと遊ぶ

ワンちゃんが散歩に行きたがらない場合は無理に行かず、室内で飼い主さんがたっぷり遊んであげましょう

室内遊びは足腰や関節に負担をかけないフラットで滑りにくい床の上で行うのがオススメです。ボールやロープのおもちゃを使って存分に体を動かしてあげれば、筋力がキープできるほか、ストレスの発散にもつながります。

 

脚のストレッチや体のマッサージをする

シニア期になるとワンちゃんは眠っている時間が増え、さまざまな理由から運動をすることへの意欲が低下しがちです。脚や胴体を優しくマッサージすることで血行が促進され、食事の栄養が全身に行き渡りやすくななるほか、老廃物の排出も促進されたり、冷えの解消につながったりと良いことづくしです。また、ワンちゃんにとって、大好きな飼い主さんとのスキンシップは安心感につながるので、積極的に行ってあげましょう。

シニア期ワンちゃんのお散歩や運動にオススメアイテム

  • 7歳からのやさしいハーネス
    筋肉量が落ちてくるシニアにうれしい胸部分に中綿がたっぷり入ったハーネス。お散歩中に引っ張られたときの体への負担を和らげます。また、金具を取り外して洗えるからいつでも清潔。
  • ノーズワークおもちゃ
    隠したフードやおやつを探して遊ぶおもちゃ。嗅覚を使って遊ぶので、体力が落ちてきたシニア期のワンちゃんでも楽しめます。

シニア期ワンちゃんのお手入れ

シニア期のワンちゃんにとって、お手入れは特に重要です。体を清潔に保つのはもちろん、飼い主さんがワンちゃんの体の変化に気づきやすくなります

ワンちゃんは年齢を重ねると、皮膚トラブルを起こしやすくなります。掻いたり、舐めたりすることが増えた場合は皮膚炎の可能性も考えられます。もし毛が大量に抜けるようなら、動物病院を受診すると安心でしょう。
皮膚トラブル以外にも、歯周病や歯茎の腫れなどの口腔内トラブル、目やにや白内障などの目のトラブルも増えるので、定期的にお手入れを行うことが重要です。

ここからは、シニア期のワンちゃんのお手入れで気をつけたいことを解説します。

 

ブラッシング

ワンちゃんの被毛に合わせてブラシやスリッカー、コームなどを使ってブラッシングし、被毛を清潔に保ちましょう。ブラッシングをすることで血行が促進され、体の変化に気づきやすくなり、皮膚の健康維持につながることも期待できます。

 

歯磨き

シニア期のワンちゃんは人間と同じように免疫力が低下することで、細菌などに対する抵抗力が弱まり、歯周病にかかりやすくなります。唾液の分泌量が減少して、口腔内のバランスが崩れることや、歯垢や歯石が口内に蓄積する時間が長くなることも、歯周病が発症しやすくなる原因です。

シニア期のワンちゃんの歯磨きは、必須ケアといえます。歯ブラシでの歯磨きを嫌がる場合は、歯磨きシートなどを活用しましょう。また、歯磨きを嫌がらないよう、若いうちから習慣づけておくことをオススメします。

 

シャンプー

ワンちゃんにとってシャンプーは体を清潔に保つために欠かせません。しかし、シニア期のワンちゃんの場合、体力や筋力の低下により、シャンプーやドライヤーが負担になってしまうことも。そのため、ワンちゃんが疲れないようにシャンプーやドライヤーは短時間で済ませる工夫が必要でしょう。

愛犬の体調に合わせ、汚れた部分だけを洗ったり、水を使わないシャンプーを使ったりしてみるのも良いかもしれません
 

シニア期ワンちゃんのお手入れにオススメアイテム

  • シートでふきとる ティッシュ
    水を使わず汚れをサッと拭き取れるティッシュ。自然由来の成分を使用しているから、舐めてしまっても安心です。種類は手足用・顔まわり用・歯みがき用の3種類。
  • Porta ブラシシリーズ
    ワンちゃん用のブラシシリーズ。
    スリッカーブラシ・ピンブラシ・ラバーブラシなど、豊富なラインアップ。うちの子に合わせてお選びください。

ワンちゃんのストレスをなるべく減らし、快適で幸せなシニアライフを過ごそう

ワンちゃんの老いを、避けることはできません。飼い主さんはワンちゃんの老化に寂しさを感じることもあるかもしれませんが、しっかりと向き合い、おおらかに愛犬の老いを受け入れる準備をしていきましょう。

シニア期のワンちゃんは若いときと比べて体の機能が少しずつ衰え、ワンちゃん自身もストレスが溜まりがちです。飼い主さんはワンちゃんが快適に過ごせるように、環境づくりやケアを行ってあげてください。また、心身のちょっとした変化や困りごとを気軽に相談できる、かかりつけの獣医さんも見つけておくことも重要です。

ワンちゃんが快適に、楽しい気持ちでシニアライフを過ごせるよう、サポートしてあげましょう。

よくある質問
シニア期のワンちゃんQ&A

ワンちゃんの老化のサインについて教えてください。
老化のサインはさまざまですが、「ずっと寝ている」「呼んでも反応が鈍い」「抵抗力が落ちて病気になりがち」「食欲の低下・不振、食欲にムラが出る」などがよく見受けられます。

 
ワンちゃんの食欲がないとき、どのような対策ができますか?
シニアになると食事が体勢が負担になるワンちゃんもいるので、ごはんを食べやすい形状の食器に変えるほか、食事台を使うことで負担が軽くなり食べやすくなるかもしれません。また、硬いごはんを食べづらくしている場合は、やわらかく消化の良いフードに切り替えるのもオススメです。

 
ワンちゃんがシニア期を迎える飼い主さんの心構えを教えてください。
愛犬が年を重ねると、場合によっては介護が必要になることもあります。愛犬の老化を少しでも遅らせたり、緩和したりできる環境づくりやケア方法についても学んでおくことが大切です。